2009年3月24日火曜日

磁気と生体

中学・高校の頃,ウォークマンを持つことが憧れでした。ぼくも買ってもらった時はうれしくて,ずいぶん長いこと使っていた記憶があります。

その時,大量に持っていたのが,カセットテープでした。もちろん,CDはありましたが,音楽を持ち歩くためには,カセットテープにダビングする必要があったのです。

ラジオもよく録音したものです。なんせCDとか買うお金がないからねぇ~

当時も(今も)生意気というか背伸びしたがっておりましたので,いっぱしに音質なんかにこだわるのですね。やれしゃべり声の録音はノーマルがいいとか,やれメタルは耳障りだとか,やっぱりハイポジだとか。

そんなとき,TDKという会社がソニーと並んでカセットテープの代名詞でした。

「やっぱ音楽聴くならTDKのテープだよね~」

と,がさがさ買い込んでいたのです。

とゆーかね,音楽に限らず,昔は何でもカセットテープじゃった。。。フロッピーディスクがまだ5インチで高価じゃったころ,コンピュータはカセットテープにデータを記録しておったのじゃよ。RECボタンのタイミングが難しくて,良くセーブに失敗したもんじゃ。

しかも,暴走の危険を乗り越えてせっかくマシン語(死語?)で書いたプログラムを,なんとかテープにセーブしたのに,そいつを間違えてオーディオデッキで再生してしまった日には,すさまじく耳障りな音がして,いたずら電話の撃退には有効だったかも知らんが,その瞬間にコンピュータにロードできなくなってしまったのじゃよ。。。今じゃ考えられんがね。

おっと話がずれましたな。

そんな磁性材料,いや無機材料の雄,TDKですが,ホームページ上に

『今の技術がよくわかる テクノマガジン:テクマグ』

というコンテンツがありますがね,この中の「過去の読み物」,

『磁気と生体』

シリーズ26回。大型連載ですな。でもね,これは。。。マズいよ。ヒジョーによろしくない。TDKと言えば,優秀な材料科学者・技術者・研究者を擁し,また輩出してきた会社なのに,この連載は,無いよ。

1回目からいきなり磁気治療に好意的な記事。。。ものすごく不安を感じさせる文章です。

これから,何がよろしくないのか,少し詳しく書いていく予定です。

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